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デジカメを持って 西へ東へと・・・

山吹


七重八重花は咲けども 山吹のみのひとつだに 無きぞ悲しき
                                   後拾遺和歌集・兼明親王


室町時代に鷹狩りに出かけた太田道灌がひどい大雨に降られ
蓑でも借りようと近くの農家へ寄ってみたが
農家は貧しく蓑ひとつすらない様子で
その時、家の中から一人の少女が出てきて
黙って山吹の花を一輪差し出した

不思議に思った道灌は、その花を城に持ち帰り
家臣にその話をしたところ、少女の意が
山吹の花にちなんだ古歌にあった事を教えられ
少女の機知に、いたく感心すると共に
自分の教養の無さを恥じ
その後、大いに学問に励んだと云う話が伝わっている

この話に出てくる山吹の花が、4月下旬頃から咲き出してきた
山吹の花には、一重咲きと八重咲があって
八重咲は、「ヤエヤマブキ」と呼ばれ
この品種には、果実が出来ないと云われている




2010.05.07 / Top↑